髪を作るミネラル、ビタミン、アミノ酸について

髪を作るミネラル、ビタミン、アミノ酸について

髪を作るために必要なミネラル

亜鉛

 

亜鉛はアミノ酸からケラチンを合成するのに不可欠なことに加えて、抜け毛の原因となる酵素5αリダクターゼの働きを抑制する働きがあるといわれています。

 

特に男性型の脱毛症状の人にはぜひ積極的に摂取してもらいたい栄養素です。ただし、厚生労働省が定める1日の亜鉛摂取量の上限は成人男性で40〜45mg、成人女性で35mgです。20mgを摂るとなると、牛肉ならば1日500gを食べることになります。

 

食べ物で亜鉛を摂りすぎることはあまりないでしょう。サプリメントで補う人もいますが、その際は摂りすぎに注意しましょう。

 

亜鉛が多く含まれている食材

 

生ガキ、豚レバー、パルメザンチーズなど

 

 

鉄分

 

鉄分は、血液中のヘモグロビンを生成するのに不可欠な栄養素で、貧血気味の人は鉄分をサプリで補ったりします。

 

ヘモグロビンはたんぱく質の一種で、酵素と結びついて全身の細胞に酵素を届けるという重要な役割を果たしています。栄養と酸素がたっぷりの血液を毛根の毛母細胞に届けて、ケラチンの合成を促すために、とても大切なミネラルなのです。

 

鉄分が多く含まれている食材

 

豚レバー、アサリ、納豆、ヒジキなど

 

 

マンガン

 

マンガンは、たんぱく質や脂肪の代謝において、酵素作用を活性化してケラチンの合成をサポートします。

 

摂取した栄養素の代謝に深く関わっているので、アミノ酸のたんぱく質再合成のためにとても大切なミネラルです。

 

マンガンが多く含まれている食材

 

生姜、しそ、日本茶(玉露)、干しエビなど

 

髪を作るために必要なビタミン

ビタミンB6

 

ビタミンB6はケラチンの合成に関わる亜鉛の働きをサポートします。

 

その他にも、アミノ酸のエネルギー合成に必要な酵素の働きを助けるなど、非常に重要なビタミンです。また、頭皮の皮脂の過剰分泌を防ぐなど、頭皮環境を整える働きもあります。

 

ビタミンB6が多く含まれている食材

 

にんにく、マクロ、カツオ、牛レバー、ピスタチオなど

 

 

ビタミンC

 

ビタミンCは抗酸化作用が高い美肌ビタミンとしても有名なのですが、それ以外にもアミノ酸の代謝をサポートしたり、コラーゲンの生成やカルシウムの吸収を助けるなど、さまざまなところで活躍するビタミンです。

 

ビタミンCが多く含まれている食材

 

アセロラ、柑橘類、緑黄色野菜など

 

 

ビタミンB群

 

摂取したたんぱく質を体内でアミノ酸に分解するために必要なビタミンです。

 

新陳代謝を高めて、頭皮の環境を整える働きもあります。特にビタミンB7とも呼ばれているビオチンというものは、欠乏してしまうと白髪や脱毛症状が出てしまうことが知られているので注意が必要です。

 

ビタミンBが多く含まれている食材

 

牛肉、鶏肉、魚介、卵、バナナ、アボカド、ナッツなど

 

 

ビタミンA

 

抗酸化作用があり、粘膜や皮膚を丈夫にします。

 

ただし、過剰に摂取すると、ビタミンAの角化増進作用により毛周期サイクルが短くなるリスクもあるので適量を心がけましょう。

 

ビタミンAが多く含まれている食材

 

ウナギ、鶏レバー、人参、かぼちや、ほうれん草など

 

 

ビタミンE

 

アルガンオイルに豊富に含まれていることで知られていますが、血行を促進することで、頭皮環境を整えます。

 

抗酸化作用も強く、体内の酸化を防ぎます。

 

ビタミンEが多く含まれている食材

 

筋子、ウナギ、ピーナッツ、モロヘイヤなど

 

 

 

 

これらのミネラルやビタミンをバランスよく摂取することで、アミノ酸から毛髪のたんぱく質であるケラチンが再合成されるのを促しましょう。

髪を作るために必要なアミノ酸

 

また、ケラチンを合成する18種類のアミノ酸の中でも、10%以上と含有率が高いのがシスチンとグルタミン酸です。これらのアミノ酸を豊富に含む食べ物も積極的に取り入れたいものです。

 

シスチン

 

ケラチンの中で最も含有量が多いアミノ酸です。

 

コルテックス内のケラチン繊維を結合させる役割を担っており、この含有量の多さが髪の毛の強度や弾力性にも関わってくるのです。

 

シスチンが多く含まれている食材

 

卵、鶏レバー、大豆、牛乳など

 

 

グルタミン酸

 

グルタミン酸は、アラニン、アスパラギン酸、セリンなどの他の健康な髪の毛を作るのに必要なアミノ酸がつくられる時に必要となるアミノ酸です。

 

脳神経細胞のエネルギーにもなる重要なアミノ酸です。旨味成分としても知られています。

 

グルタミン酸が多く含まれている食材

 

昆布、しいたけ、大豆、白菜、トマトなど

 

 

 

 

これらケラチン合成に関わる栄養素や、ケラチンの成分そのものに含まれるアミノ酸を意識することは大切です。しかし、意識しすぎる余り、特定の食材に偏りすぎないようにしましょう。