髪の毛にいい食べ物と悪い食べ物

髪の毛にいい食べ物と悪い食べ物

髪の毛にいい食べ物と悪い食べ物

 

発毛に関する書籍などの情報を見ると、必ずといってよいほど、「適切な食事が髪の成長を促す」と言及されています。

 

私もこれに同感です。

 

漢方医学では髪は血余とも呼ばれ、身体の健康が損なわれると発毛は後回しとなって、髪は薄くなるのです。裏返せば、全身の健康が改善されると、髪はよみがえってくるのです。

 

日々身体に取り込まれる食品は、健康と育毛を左右する重要なファクターであることに議論の余地はありません。

 

ところが、「じゃあ、薄毛の人は実際に何を食べればよいの?」と、関連資料を読みすすんでも、肝心の部分がぼかされてグレーゾーンになっているか、「リコピンを含んだトマトがよい」といった、巷のダイェット本を切り貼りしたようなアドバイスが羅列されているだけだったりします。

 

発毛への道しるべがなく、藁にもすがる思いの人は、律儀にも毎日トマトを二個ずつ食べたり、昔から髪によいと言われているコンブやワカメをはじめとした海藻類を意識して摂るようにしたりします。

 

それで効果のほどはといえば、これが感触ゼロなのです。

 

海藻が薄毛に効くとは、江戸時代の頃から伝えられていた話ではありますが、これは海の中でゆらめく黒々とした海藻が、フサフサと生えた髪を連想させるから、という極めて論拠薄弱なものなのです。

 

「しっかり腰をすえて探求するしかないぞ」と決意し、栄養学の専門書や、権威ある医学博士が書いたという食養書やら、中国四千年の叡智の詰まった薬膳のレシピムックなど、何冊も本を読み漁り、その中から発毛に役立つエッセンスを抽出しようと試みました。

 

正反対の情報ばかりで混乱させられる

 

何冊もの資料や本を調べ、発毛・育毛に関する様々な情報を集めました。

 

その結果―。

 

栄養学やダイエット手法の知識は山のように増えましたが、困惑させられることはなはだしかったのです。なぜなら、資料によって主張されている内容に、正反対のものがあまりにも多いからです。

 

例をあげると、次のようなものでした。

 

「トランス脂肪酸について」
  • マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸は健康リスクを増大させるので、絶対に摂取すべきではない(何冊かの健康指南本)。
  •  

  • トランス酸及び飽和脂肪酸の摂取に関して、現在の日本人の食生活においてなんら問題はない(日本マーガリンエ業会)。

 

「コーヒーについて」
  • コーヒーに含まれるカフェインなどの成分が腸内善玉菌を殺すので飲むべきではない。また、カフェイン依存症をもたらし、睡眠の質を悪化させる(何冊かの健康指南本)。
  •  

  • コーヒーは「百薬の長」。肝臓がんや糖尿病の予防効果があり、揮発成分はアロマセラピーの効果もある。カフェインに依存性はなく、睡眠の質も低下しない(コーヒー擁護論者の主張)。

 

「飲酒について」
  • 適度の飲酒は、ストレス解消に役立ち、心筋梗塞や狭心症のような心臓病のリスクを 押し下げる働きを持つ。また善玉コレステロールを増やすなど効用は大きい(何冊かの健康指南本)。
  •  

  • 飲酒は少量でも避けるべきである。これは肝臓や脳など諸器官に回復不能なダメージを与え、アルコール依存症を誘発する。動脈硬化から心臓病まで血管にかかわる病気の主な原因である(別の何冊かの健康指南本)。

 

「GI(グライセミック・インデックス)を意識した食事について」

 

  • GIの値が高い食事をすると血糖値が急速に上昇し、メタボリック症候群や糖尿病に罹るリスクを増やす。GIの値ができるだけ低い食事をするとヘルシーである(低インスリンダイェット提唱者たち)。
  •  

  • ジャガイモなどはGI値が非常に高いが、多種多様なミネラルや食物繊維を含み、コレシストキニンというホルモンの分泌を促して、早めに満腹感のサインを発する。GI値のみを見て判断するのはむしろ危険(アンチ低インスリンダイエットの唱道者)。

 

いかがでしょうか? 専門家によって言っていることがまるで違います。これらはほんの一例です。ほかにも人工甘味料、フルーツ、サプリメント、玄米、肉、魚、食用油、はては水(一日ニリットル飲むべきか否か)にいたるまで、「摂ってもよい」と推進する陣営と、「摂るべきではない」と断罪する陣営が必ず存在するのでです。

 

もし、すべての意見に一致するような食生活をすれば、食品の山に囲まれながら飢え死にするしかないのではないでしょうか。

 

最後にわかったこと

 

栄養学やダイエットに関する最新の知見にこうもばらつきがあるのは、人体のミクロレベルの仕組みや栄養物との相互作用が複雑すぎることと、(ラットと違い)大勢の人間を対象にした長期にわたる観察や実験が難しいことが主な理由です。

 

だから、未解明の部分がいくらでもあり、現在発表されている学説の少なからぬは、暫定的な「仮説」にとどまっているのです(それを断定的に言ってしまっているのが、テレビの情報番組や特定のダイエットの唱道者たちです)。

 

たぶん、あと十数年ほどかければ、未知の要素がだいぶクリアになり、信ずるに足る「定説」がメインとなると思ういますが、私を含めた現在薄毛で悩んでいる人はそれを待ってはくれないのです。

 

私が食と発毛の関係に大きな関心を持ったのは、発毛クリニックでのプロペシアだけの処置に不安を感じ、自家ハーIブティーなどを試し始めた頃です。

 

ハーブティーの効き目がわかってくるのは先のことであろうし、同時並行で何かやってみたいという気持ちがありましたが、それ以上に自身の体型に危機感を抱いていたのです。

 

当時の私のおなかは、知人から「ボコつとしている」と指摘されるほど出っ張り始め、あごの下に余分な肉がついて、下を向くと二重あごがあらわになっていました。要するに、メタボ体型への道を歩んでいたのです。

 

その時、ふと気づきました。薄毛で悩んでいる人にデブの人が多く、デブの人に薄毛が多いという事実に。

 

デブでハゲはヤバい!

 

男という生き物は、たとえ四十路、五十路を迎えても、どこかに青年らしさを残しておきたいという潜在願望があります。

 

「ちょいワル」という言葉が一時もてはやされたのも、この年代に入ってから突然にトライアスロンやロッククライミングといったハードなスポーツに目覚める人がいるのも、その願望の表れです。

 

髪が薄くなっていて、さらに肥満体型というのであれば、それは誰がみても立派なおっさんということになってしまいます。たとえ気持ちだけは若いつもりでも、周りの人は絶対そうは見てくれません。私自身ももはや後戻りできない世界が、口を開けて自分を待っているのを予感して身が震える思いがしました。「これはマズい!」と思ってしまいました。

 

今持っている知識の中でで、食事内容や食事の習慣を洗い直して、「ハゲにも太った体型にも打ち勝っててやるぞ!」と決断して、そこから試行錯誤の日々が始まったのです。

 

メタボ解消の食生活は発毛に好ましい

 

「幸いにも」という言い方が適当かどうかは定かではないのですが、メタボ解消のための食生活は、薄毛解消にも効果があり、そのことを証明する研究結果の報告もたくさんでています。

 

健康的な生活と食事をすることにより、体の中だけではなく、発毛環境も良くなってくるのです。当たり前といったら当たり前のことですが、実際には、肥満とハゲにはかなり相関関係があることがわかっていて、「太れば太るほどはげる危険性が増す」ことがわかっています。

 

肥満というのは、簡単に言ってしまえば必要以上のエネルギーが体内に取り込まれて脂肪細胞が巨大化してしまう現象なのですが、脂肪細胞が太ることにより、生活習慣病を招いてしまうかもしれない悪玉ホルモンが何種類も分泌されてしまうのです。

 

例として、PAI−1というホルモンは狭心症の原因となる血栓を作り出してしまいますし、TNF‐αというホルモンはインスリンの働きを悪くする働きがあるため、糖尿病の原因となってしまいます。

 

アンジオテンシノーゲンというホルモンは、高血圧の原因となることがわかっています。いすれにしても、太っている限りこれらの病気は決して無縁ということはありません。

 

一説によれば、中年期でメタボになっている人が、五年後に心筋梗塞や脳梗塞のような重篤の病気にかかる確率は、メタボでない人の30倍になるといいいます。こうなってしまうと育毛どころの話ではなくなってしまいます。

 

たとえ重い内臓疾患にならなかったとしても、肥満でいると脂漏性脱毛という、ハゲてしまう症状を呼び込むことになる可能性があるのです。この脂漏性脱毛という病気は頭皮の皮脂腺からの皮脂分泌量が多くなることで毛穴を防いでしまい、髪の毛が抜けやすくなってしまうという病気です。

 

頭皮の皮脂は、普通の状態ならば脱毛したりしないのですが、病的なものになるとはげの原因になってしまいます。「薄毛の人にデブが多く、デブな人に薄毛が多い」といわれるは、それなりの根拠があるから言われていることなのです。

 

逆にメタボを解消すれば、危険な病気になる確率は30分の1となります。脂漏性脱毛になる危険性もなくなるのです。見た目も格好良くなりますし、発毛のための体内環境も当然良くなるのです。

 

薄毛を解消するためにメタボ対策に励まない手ない!そう意気込んで、私が「食」の面からの自己改革に着手したのが、およそ二年前です。

 

現在の私は、以前とは違い標準的な体重とそれなりにスマートな体型を維持できています。ウェストも細くなって、「太ってるよね」と言われることもなくなりました。様々なの生活習慣病にもかからずに過ごせています。肝心の髪ですが、前と比べると十分すぎるほど生えてきました。

 

確かなことは言えませんが、もしほかのメソッドをいろいろと実施していても、食生活の改善がおろそかになっていれば、髪の量は確実に減っていたのではないでしょうか。

 

プロペシアなどを服用していて十分な効果を実感している人であれば、その効果と比べたら、あまりたいしたことはないと思われてしまうかもしれません。しかし、育毛薬ではメタボやメタボが原因となるさまざまな生活習慣病の予防はできません。そして、プロペシアなどは飲むのをやめてしまえば、再度はげが進行します。食生活の改善によって、髪がI割増し、生活習慣病も防げると考えれば、手間に見合う「投資」といえるのではないでしょうか。

 

オススメの食生活改善法

 

私がオススメする食生活改善法の具体的な話をしたいと思います。

 

やり方は二つです。「一日二食を習慣化する」と「本能力を目覚めさせる」ことです。

 

「何それ?」と思われた人のためにに、簡単な説明をしたいと思います。

 

一日二食を習慣化する

 

読んだままのことなのですが、朝昼夕の三食のどれかをなくします。一日に摂取する総カロリーが三割減ってメタボ化を食い止め、適正体重を維持できるようにするのです。

 

さらに「プチ断食」を毎日することになるので、デトックスがはかられるなど健康の増進に役立ちます。

 

本能力を目覚めさせる

 

人間はもともと、その時その時で体が要求している栄養素が何であるかを直感的に察知できるものです。

 

例えば、体が糖分を必要としていれば甘いものが食べたくなり、ナトリウムが欠乏すれば塩分の含まれたものが食べたくなるようにできています。

 

生きるために本能に刻み込まれたシステムであるのですが、現代人のほとんどはその能力を喪失しているように感じます。

 

そこで、この本能力を目覚めさせます。常その時点において体に必要な食べ物を直感で察知できるようにして、必要以上の食べ物を食べないようにし、生活習慣病にならないような体になるようににするのです。