男性の薄毛の代表格AGAのメカニズム

男性の薄毛の代表格AGAのメカニズム

男性の薄毛の代表格AGAのメカニズム

 

成人男性のおよそ3人に1人が悩んでいるともいわれる薄毛。その代表格がAGA(男性型脱毛症)です。

 

早い人では高校生頃から薄毛になり始めてしまいますが、多くは20〜30代から症状が出始めます。最初に薄くなるのは前髪の生え際やつむじ辺り。おでこが広くなってきたなあ……と鏡を見るたびにため息をついている人も少なくないでしょう。ではどうして、AGAはこんなにもたくさんの男性たちの悩みの原因となっているのでしょうか。

 

テストステロンという男性ホルモンが男性の身体の中で大量に分泌されます。この物質は、男らしい骨格や筋肉など男性の身体を作ることに働きかけています。しかし、このテストステロンというホルモンが、5αリダクターゼという体内の酵素の働きが原因となりジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる物質に変化します。このDHTが毛乳頭にあるレセプターにトラブルを引き起こす原因となることがあるのです。

 

その結果、毛周期が乱れて、成長期がどんどん短くなり、最後には産毛しか生えなくなってしまう……これがAGAのメカニズムです。体内で5αリダクターゼが生成されやすい体質、そして5αリダクターゼがテストステロンに作用しやすい体質、さらには変化したDHTが毛乳頭のレセプターに悪さをしやすい体質の人がAGA体質の人であるといえます。

 

 

さて、このAGAの対策として、厚生労働省が認可している薬を使用する方法があります。はじめに、2005年に「フィナステリド(錠剤名プロペシア)」という薬が認可されました。そして次に、2015年にデュタステリド(錠剤名ザガーロ)」という薬がAGAの治療薬として承認されています。5αリダクターゼはI型とU型に分けることができて、AGAの大部分の原因となるのはU型の酵素の働きが原因となっていると言われています。フィナステリドは、このU型の働きを抑えてDHTの生成を抑える働きがあります。

 

デュタステリドはU型だけではなく、T型の5αリダクターゼの働きも阻害してくれる働きがあるだけではなく、U型にもフィナステリドの約3倍の効果があるとされていて、AGAで悩まされている人や研究者などにも注目されている薬です。

 

ただし、効果や副作用には個人差があります。どちらが合っているのか、あるいは異なるメカニズムで薄毛を改善するミノキシジルの併用で効果が高まる場合もありますので、専門のクリニックヘの受診をおすすめします。ネット購入は偽薬もありますのでおすすめしません。

 

フィナステリドやデュタステリドを女性が服用してはいけません。妊娠した場合、胎児が男の子だと、その生殖器に影響を及ぼすリスクがあります。